Etudeのアフターストーリーを綴った『太陽と月のコンチェルト』、紗陽がトラウマを乗り越える『記憶の風景、思い出の時間』、紗陽・はづき・ゆいが温泉旅行へ行く『Hot Spiring Vacation!』、皆でお花見に行く『それは桜舞う日のできごと』等のサイドストーリーをオムニバス形式で収録した作品。
紗陽がリハビリを終え、退院するのを見届けた星一は、急にできた休暇を持て余しつつも帰宅する。しかし、家には誰かの気配が……。そこにいたのは休暇の原因にして、高校時代のバンドボーカルの『月乃』だった。華々しくデビューを飾った月乃の引退宣言に困惑する星一、そしてそれに巻き込まれていく紗陽。はたして、少女の音はどこへ響くのか。トレイメント～Etude～のその後を綴ったアフターストーリー。
母親のつてで盲学校にピアノの演奏をしに来た紗陽。久しぶりに車に乗ってみるものの、どこか違和感を感じ始める。帰り道、事故のトラウマが再発してしまい、紗陽はパニックに陥ってしまった。簡単に治すことのできない心の病に、紗陽は戸惑い悩む。そんな姿を見た星一やはづきたちは彼女を心配し、励ましていく。星一たちの支えもあってか、次第に紗陽は心の整理をつけ、トラウマを克服する決意をすることができた。そして星一たちとともに、トラウマを打ち破る方法を模索したが、そんな中はづきが提案した内容は……なんと遊園地の乗り物に乗るというものだった!?
ある日、ゆいは、はづきと紗陽に強引に温泉旅行に連れ出される。突然の事に戸惑うゆい。でもそんな二人の行動には、ちゃんと理由があって……。実は温泉は、最近少し元気が無いゆいを励まそうと、仕掛けられたサプライズだった。女子三人が繰り広げる、騒がしくて、ちょっと切ない女子トーク。自分に見えている世界、気になる星一の話。……芸術に対するスタンスのこと。そして朝。初めて世界の美しさを実感できたゆいは、とある行動に出る。
はづき提案の元、お花見へ行くことになった紗陽たち。満開の桜の下、ほのぼのとした雰囲気で雑談をしている紗陽たちに、アルコールという魔の手が忍び寄っていることにまだ誰も気づいていない。紗陽が笑い、はづきがお姉ちゃんぶり、ゆいが泣く！？お酒と雰囲気の力に酔った彼女たちはどこへ向かうのか？そしてついに誕生する「ミラクル魔法少女さよちゃん」とは？これは語られるべきでなかった、彼女たちからしたら隠して置きたい物語。
